新海誠監督の作品『すずめの戸締り』では、草太と鈴芽がその後どのような関係性になっていくのか知りたくなるような終わり方をしており、「草太はなぜ鈴芽に会いに来たの?」「草太と鈴芽は付き合って結婚するの?」といった疑問がネット上にあがっています。
映画や小説ではその後の詳細が明らかにはされていませんが、過去の作品や話の中の気になる点からネタバレ記事をまとめてみました!
今回は「すずめの戸締り草太とすずめのその後ネタバレ!付き合う結婚の噂の理由も調査!」というテーマで記事を書いてみましたのでぜひ最後までご覧くださいね!
Contents
すずめの戸締り草太とすずめのその後ネタバレ
原作のあとがきにて新海誠監督はこの話について、「東日本大震災がテーマ」と語っています。
鈴芽は4歳の時に東日本大震災を経験し、母親を亡くしてしまうという過去があるため、各所で地震発生を食い止め、あの日の苦い経験を二度と繰り返さないようにと力を尽くします。
そういった意味において、この作品は、「成長」が大きなテーマであり、「恋愛」は大きなテーマとは言えないでしょう。
そのため、今回の作品においては主人公とヒロインの最後までは描いていないのだと考えられます。
そうは言っても、あのような終わり方では草太と鈴芽のその後が気になってしまいますね。
作中にはいくつか恋愛に関するシーンがでてきますが、主なシーンは以下の3つでしょうか。
①「草太のいない世界なんて嫌だ」と口にする鈴芽
②千果の入れ知恵で椅子の姿の草太にキスをする鈴芽
③二人は最後に抱き合う
その後がどうなったかは視聴者の想像に任されている部分がありますが、個人的には二人は結婚までいったのではないかと考えます。
そのように考える理由は後程お伝えしますね!
鈴芽は草太のことをどう思っている?
作中の中の様々な言動から、鈴芽は草太に対して恋心を抱いているのは明らかなのではないでしょうか。
小説の中では、坂で草太とすれ違った際、整った草太の顔をみて「きれい」とつぶやきます。
このシーンから、鈴芽は草太とすれ違った時に一目ぼれしてしまったのではないかと考えることができます。
草太から話かけられてドキッとしているシーンもありますよね!
その後鈴芽は、学校の友人から顔が赤くなっていることを指摘されますので、出会ってすぐに草太のことを意識し始めたのでしょう。
草太の祖父との会話の中では、「草太のいない世界が怖い」といった言葉を発しており、小説の中では、「涙がまた勝手にあふれそうだった」といった記述もあることから、涙があふれそうなくらい草太のことを想っているということが分かります。
草太は鈴芽のことをどう思っている?
鈴芽は草太に気があるというのはなんとなくわかるのですが、一方の草太はどうなのでしょうか。
ネット上では「草太の気持ちがいまいちわからない」「この先どう展開していくの?」といった声が上がっていました。
鈴芽は、出会った時から草太を意識し始めたのではないかといったことを先ほど述べましたが、冒頭では、草太は鈴芽に対して何となくドライなふるまいをしているようにも映りました。
これは、草太が「閉じ師」として活動している立場上、「鈴芽など、周りの人間を巻き込みたくない」といった感情からだと考えます。
できる限り周りを巻き込むことなく、自分一人が危険を冒しながら任務を進めてきたのでしょう。
しかし、自分が椅子に変えられてしまってからは鈴芽とともに行動するようになっていき、この中で気持ちが少しづつ変化していったのは確かです。
映画の中では草太が鈴芽を抱きしめるシーンがありましたよね?
あの場面について気になった方もいらっしゃったのではないでしょうか。
その場面、草太はどのような心境で抱きしめたのでしょうか、ネット上では、「恋心ではないか」といった意見が多くあがっていました。
しかし、今回は恋心というよりも「感謝」の意味合いが強いのではないかといった考えが一般的ではないでしょうか。
自分を命がけで助けてくれたのが鈴芽です。
それは草太にとって感謝の気持ちがまず湧き上がってきているでしょう。
もちろん、戸締りやミミズ退治では、ともにたたかった間柄ですので、特別な存在であることは間違いないのですが、鈴芽に対して恋愛感情が強いとは、作中の中の言動からは言い切れないのかもしれません。
すずめの戸締り草太とすずめは付き合い結婚する?
鈴芽は草太に対して恋心を抱き、草太は鈴芽に対して恋心を抱いているかははっきりとは、分からないと述べましたが、最終的には付き合い、結婚するのではないかと予想します。
なんだか矛盾しているような予想ですが、「結婚するのではないか」といった理由を2つ紹介してみたいと思います。
以下の内容を読むと、新海誠監督の次の作品が楽しみになってくるかもしれません!
結婚すると考えられる理由①過去の作品でも主人公は結婚している
『君の名は。』の主人公である瀧と三葉は作中では高校生の設定でしたが、新海誠監督の次の作品である『天気の子』の中では、大人になった二人が登場し、三葉がいつも身に付けていた赤いひもを、瀧の祖母が同じく身に付けていたことなどから、二人は結婚したのではないかと考察されています。
このように、新海誠監督の作品は、その1作で完全終幕するのではなく、次作につながることが多く、次の作品では男女が結ばれているケースが鉄板となっています。
それと同じ流れを取ると考えれば、次の作品において、二人が結婚する(している)可能性は高いと言えるかもしれませんね。
ただ懸念点として、今回の作中に、『天気の子』のヒロインが登場しなかったことが挙げられます。
ここは少し今までと毛色が違いますので、この先はどのように展開していくのでしょうか。
新海誠監督の次なる作品の中で、草太と鈴芽が登場してくるのか期待しましょう!
結婚すると考えられる理由②主人公とヒロインがツインレイ
新海誠監督の作品は、主人公とヒロインが「ツインレイ」で描かれているものが多くなっています。
ツインレイとは、スピリチュアル用語で、前世では1つだった魂が、現世に転生する時に2つに分かれた魂たちのことを指します。
『君の名は。』『天気の子』もツインレイとして現世で運命的に出会うという展開がなされていますし、今回も過去の作品と同じようなの流れを取ってと考えられるのです。
二人が初めて出会った時、初対面にも関わらず、鈴芽は、「どこかであったような…」といったセリフを口にしていますが、これは、鈴芽が迷い込んだ常世で草太に出会っており、その時の記憶がよみがえったのだと考えられます。
常世では、17歳の鈴芽と草太が4歳の鈴芽を間に入れて3人で歩いている構図が描かれています。
この姿は二人の将来を表しているともとれる場面であるため、将来二人は結婚するのではないかと考えられます。
恋愛の物語ではない
今回は、恋愛要素の強い話の展開ではありませんでしたが、新海誠監督は、草太と鈴芽の関係を「戦友のようなもの」と表現しています。
そう考えれば、この作品だけを見て、無理に二人が結ばれると考えてしまうのは作品を見た人の勝手な想像と言えてしまうのも事実です。
まぁ、鈴芽は草太に恋をしていると見受けられるシーンがあるのは事実ですよね。
一方で草太の方は鈴芽に対して特別恋愛感情を見せるシーンがないことは確かですね…
鈴芽も草太に対して恋愛感情だけで接しているわけではなく、単純に草太を助けたい、災害から国を守りたいといった思いで行動をしており、そういった意味では共に目的に向かって戦う「戦友」という表現を監督はしたのかもしれませんね。
監督は、二人の関係を魔女の宅急便の「キキ」と「トンボ」に見立てているといった話の内容も見受けられました。
今回の作品ではあくまで「戦友」、恋愛の物語に発展するのは次回以降の作品でしょう。
また、監督は「最初は同性同士の旅にするつもりだった」とも述べていますので、なおさら恋愛の物語として受け取るのは行き過ぎた想像なのかもしれませんね。
ただ、次の作品でこの二人が何らかの形で登場することは予想されますし、そこでは恋愛に発展している可能性は十分ありそうだと考えます!
今回の作品は、あくまで二人の馴れ初め物語ととらえることができ、次作の展開がきになります。
まとめ
今回は「すずめの戸締り草太とすずめのその後ネタバレ!付き合う結婚の噂の理由も調査!」といてテーマで記事を書いてみました。
『すずめの戸締り』の作中では描かれることが無かった草太とすずめのその後の展開のネタバレを紹介しましたが、多くの方の予想通り、二人は付き合い、結婚するのではないかと私も考えます!
その理由は、新海誠監督の過去の作品の傾向がそのような展開をたどっていることが挙げられます。
今回の作品は続きが気になるような展開で終わってしまいましたので、次の作品では草太・鈴芽が登場してくるのか、二人の関係性はどうなっているのか、楽しみに待ちましょう!
コメント