薬屋のひとりごとゆびきりの意味とは?鳳仙の梅毒と羅漢の関係も解説!

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現在、放送中のアニメ『薬屋のひとりごと』23話では、指が鳳仙から羅漢へ贈られるという衝撃のシーンがありましたね。

ネット上では、「ゆびきりにはどんな意味があるの?」と話題になりました。

今回のゆびきりの意味を読み解くにあたり、大切なのは鳳仙と羅漢の過去の関係です。

鳳仙の梅毒に関しても羅漢との関係が大きく関与しています。

ということで今回は、「薬屋のひとりごとゆびきりの意味とは?鳳仙の梅毒と羅漢の関係も解説!」というテーマで記事を書いてみましたので、ぜひ最後までご覧くださいね。

 

薬屋のひとりごとゆびきりの意味とは?

薬屋のひとりごと ゆびきり 意味

今回話題にする「ゆびきり」とは、自分の指の一部を切り取り、相手に渡す行為をさします。

想像すると恐ろしくなるような行為ですが、日本でも江戸時代には吉原などで盛んにおこなわれていた行為のようです。

ゆびきりに込められた意味は何なのでしょうか?

それは、本当の愛情や覚悟を示すことのようです。

江戸時代に吉原を中心に、遊女が実際にやっていたということですが、「商売文句として愛していると言ってるのではなく、本当に愛している」という覚悟を表すもののようです。

確かに、一度自分の手の指を切断してしまっては、二度と同じ行為はできないですね。

その点で言えば、「本気の思い」を伝える行為であったということは納得できますね。(怖すぎますが…)

『薬屋のひとりごと』の話の中では、呪いのように思われる方もいらっしゃるようですが、「呪い」ではなく、「覚悟」を示すものと言えるでしょう。

アニメの中では「呪い」を「のろい」と呼んでいましたが、原作の小説や漫画では「呪い」に「まじない」といったフリガナが付けられています。

そのため、羅漢に対して鳳仙が呪い(のろい)をかけたわけではないと考えられます。

原作を書いた日向夏先生も「ゆびきりについては、江戸時代に遊女のやっていたことを参考にしている。怖いですね。」とコメントしていますので間違いないでしょう。

現在、「ゆびきり」と言えば、「ゆびきりげんまん、嘘ついたら針千本の~ます。指切った」といったフレーズはだれしも耳にしたことがあるでしょう。

あのようなキャッチ―な言葉ですが、起源をたどれば江戸時代、遊郭で流行ったもののようで、男女が誓いの証としてお互いの小指を切断し、送り合うといったことにたどり着くようです。

「針千本飲ます」というのは確かに怖いフレーズだなと感じていましたが、小指を贈り合うという期限のあるフレーズだったということは意外だったのではないでしょうか。

これも、絶対に約束は守るといった意味で使われていますよね!

猫猫は母親である鳳仙によって小指の先の一部を切られてしまいます。

これも、鳳仙が自分の覚悟を伝えるのものであり、遊女でありながらも羅漢との子供を産んだ、それくらい本気であるといったことを示すためのもののようです。

 

猫猫の指が少し曲がって描かれている理由?

鳳仙は羅漢に自らの小指とともに、羅漢との子どもである猫猫の指の先も送っていますが、それでも、猫猫の指は5本生えている様子が分かる映像があります。

指を切られたはずなのに5本とも指が生えているのはなぜなのでしょうか?

また、ネット上では、「猫猫の指が曲がっているのはなぜ?」といった疑問もつぶやかれていましたので解説していきます。

ちょっと怖い話ですが、幼いうち(赤ちゃんのとき)に切断された指は、再び伸びてくるのだそうです。

猫猫は赤ちゃんのときに鳳仙に指を切られてしまっていますが、再び生えてきたということです。

そのため、指が少し曲がって生えてきてしまっているのです。

アニメの中では猫猫が指を見つめるシーンが何度か出てきますが、これを知るとなんだか恐ろしいシーンにも感じてしまいますね…

 

鳳仙の梅毒と羅漢の関係を解説!

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そもそも鳳仙と羅漢はどのような関係であったのかを詳しく解説していきますね。

これが分からないと「ゆびきり」の内容がただ怖いといったものになってしまうでしょう。

鳳仙は梅毒にかかってしまいますが、これも羅漢との過去が関係しているんです!

 

鳳仙と羅漢の関係は?

羅漢は、客として鳳仙の勤める店に行き、そこから二人は恋に落ちました。

始めは鳳仙のことを「気に入った」程度にしか思っていなかった羅漢でしたが次第に引かれるようになっていったのです。

この二人の子供として生まれたのが猫猫です。

しかし、いざ鳳仙を妻として迎えるためには多額の身請け金が必要でした。

この金額は羅漢にとって到底払える額ではありません。

そこで二人は、ある作戦を立てました。

鳳仙の価値を落とし、他の客から身請けの話をなくす作戦です。

この作戦はある程度のラインまでうまくいき、無事結ばれるかと思っていた矢先、羅漢の元に父親から連絡が入り、遠く離れた地へ行かなくてはいけなくなってしまいます。

すぐに戻ってくるだろうと思っていた鳳仙でしたが、待てども待てども羅漢は帰ってきません。

その期間何と3年に及びました。

始めは羅漢の帰りを楽しみに待っていた鳳仙でしたが、期間がたつごとに羅漢への思いが変化していきます。

次第に「裏切られた」「自分はもてあそばれたんだ」と思うようになっていくのです。

羅漢への不信の思いを抱いた鳳仙が取った行動こそ、今回話題にしている「ゆびきり」だったのです。

自らの指の一部と羅漢との子どもである猫猫の指の一部を羅漢に送ることで、「私は本気で愛していた。そのため子供も産んだ。そんな私を見捨てるつもりなのか?」といったことを伝えるためにゆびを贈ったのです。

 

鳳仙が梅毒にかかってしまったのはなぜ?

梅毒とは、性病のひとつですが、鳳仙はなぜかかってしまったのか。

それも、鳳仙と羅漢の関係が関係しています。

遊女はもちろん、客と一線を越えるような行為は禁止されています。

しかし鳳仙は、羅漢と結ばれたい気持ちが強く、一線を越えてしまい、妊娠してしまいます。

鳳仙が妊娠したことで、信用を一気に失いました。

お店からの信頼も、遊女としての信頼もです。

信用を失ってしまっては、お店からしても上客に鳳仙を付けるわけにはいきません。

鳳仙の人気は一気に落ち、生活に困るようになります。

これでは生活が成り立ちませんから、鳳仙が相手にしたのは、他のお店では相手をしてもらえないような乱暴な性格の方や性病を持った方になります。

こういった客を一晩に何人も相手にしている中で、客から性病である梅毒をうつされてしまったのです。

羅漢と何としても結ばれたいという鳳仙の強い思いが一線を越え、遊女として超えてはいけないラインを超えさせてしまったのですね。

「それではお店を辞めればよかったのではないか」と考えることもできますが、それはできません。

鳳仙の行為によってお店は被害をこうむりましたので、その損害を補うように鳳仙は働き続けなくてはならなかったのです。

 

まとめ

薬屋のひとりごと ゆびきり 意味

今回は、「薬屋のひとりごとゆびきりの意味とは?鳳仙の梅毒と羅漢の関係も解説!」というテーマで記事を書いてみました。

ゆびきりは、羅漢に対する嫌がらせではなく、羅漢に対して鳳仙が「今でも愛している。私は本気である。」といったメッセージを伝えるためのものであり、こういった行為は江戸時代に遊女たちが実際にやっていたものを参考にされたことが分かりました。

本気で愛していることを、自分の指を切って証明するなんて恐ろしい世界です…

鳳仙はそれほどまでに羅漢を想っていたことがよく分かるエピソードとなっていましたね!

また、鳳仙と羅漢の関係、鳳仙が梅毒にかかってしまった原因も紹介しました。

人気の話題作ですので続きが楽しみですね!

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