大谷選手のドジャース移籍が決まりました。
早くも来シーズンの開幕が楽しみですね。
近年、野球人口の減少が叫ばれていますが、大谷選手の活躍はその解決の一翼を担っていると思います。(勝手なこと言ってすみません笑)
来年も全力で応援しましょう!
さて、そろそろ少年野球も終わり、中学生になったときにどのように野球を続けていくか迷っている家族もあるのではないでしょうか。
中学の部活動で活動した方が良いのか、硬式のクラブチームに入って活動した方が良いのか、迷ってしまいますね。
僕の知り合いの子どもも今絶賛お悩み中だそうです(笑)
そこで今回は、それぞれのメリットデメリットを整理してみました。
今後の参考にしてみてくださいね。
部活動と硬式のクラブチームのメリット・デメリット
部活動と硬式のクラブチームでははっきりいって大きな違いがあると個人的には思っています。
もちろんどちらもメリット・デメリットはありますし、選ぶ道に正解はありません。
でも、それぞれを知っていないと、入った後に後悔してしまう恐れがあります。
それは嫌ですよね。
ぜひ、お互いのメリット・デメリットを確認してみてください。
部活動のメリット・デメリット
部活動のメリットとしては、活動日が多いことがまず挙げられるでしょう。
テスト週間でない限り、平日・休日ともに活動ができます。
どうしても中学生だと自分一人で練習を続けるのは難しいです。
「遊びたい」「休みたい」いろいろな誘惑がありますからね。
その点で考えれば部活動に入っていれば、時間が日課に組み込まれているため、継続できますよね。
また、少年野球の友達と継続して同じチームでプレーできるのもメリットのひとつではないでしょうか。
基本的には少年野球が同じチームの子は、同じ中学校に通うことが多いでしょうし、そういった気心知れた仲間と一緒に野球ができるといったことを考えると安心でしょう。
もちろんデメリットもあります。まず挙がるのが指導者の問題ですね。
部活動は、顧問の先生によって練習の質が大きく異なってしまいます。
「熱心な先生がいるから」と部活にはいったものの、次の年には顧問が野球未経験の先生に変わったなんてこともしょっちゅうあります。
大事な3年間の部活動ですので、しっかりと指導できる先生に顧問になってほしいのはもちろんですが、こればかりは選ぶことができません。
ただ、最近は外部コーチが入る場合も多いです。
そうすれば休日の練習は充実しそうですね。
一度通う中学校の部活動の様子を見てみることをおすすめします。
思っていた姿と、大きなギャップがあることもしょっちゅうですから。
また、メリットに活動量が確保されていると書きましたが、近年部活動の活動日は減ってきています。
私の住んでいる市では、平日は3日、休日は土日のどちらか1日という縛りがあるようです。
先生方の働き方が疑問視されてる昨今ですので、今後、この活動日が増えていくことはないかもしれませんね。
硬式のクラブチームのメリット・デメリット
次に、硬式のクラブチームを見てみましょう。
まず、メリットとして挙げられるのは、質の高い練習ができることでしょう。
基本的に硬式のクラブチームの監督やコーチは、高校や大学まで野球を続けた人が多いです。
中学の部活動は基本的に指導者が顧問・副顧問と2名程度が多いですが、硬式のクラブチームには多数のコーチがいることが多いです。
ピッチャー経験者、内野手経験者、外野手経験者など、それぞれのポジションの専門的な知識を学ぶことができるでしょう。
また、志高い仲間が集まりやすいのも硬式のクラブチームの大きなメリットのひとつです。
部活動だと正直どうしても部員のやる気に差が生じてしまいます。
一方、硬式のクラブチームは自分が希望してはいっているものですので、「野球を頑張りたい」と強く思っているチームメートに囲まれます。
手を抜くとすぐに追い越されてましう環境ですから、必然的に競争が激しくなり、個々の成長に繋がっていくでしょう。
デメリットももちろんあります。
一番怖いのは、けがのリスクが高いことでしょうか。
高校野球やプロ野球と同じく硬式球を使いますので、けがのリスクは高まります。
硬式球は身体に当たれば骨折などのリスクが軟式球と比べると何倍も高いです。
実際、私も、硬式球があたり、骨折してしまったり、歯が折れたりしてしまった仲間を何人も見てきました。
また、肩や肘を壊してしまう危険も高まります。
中学生は成長期といえどもまだまだ身体は出来上がっていません。
その時期に重たい硬式球を投げすぎてしまうと、肩や肘を壊してしまいます。
細心の注意が必要です。
親への負担が大きいのも硬式のクラブチームのデメリットでしょう。
基本的に休日はクラブチームの活動が入ってきますので、家族そろって休みを取ることは難しいです。
県外のチームと試合をすることも多いため、朝早くに出発し、遅くに帰宅なんて日も多いでしょう。
遠征はチームのバスで行くことが多いでしょうけれど、送り迎えをするご家族は大変です…。
覚悟が必要かもしれませんね。
結局どっちがおすすめ?
部活動と硬式のクラブチームのメリット・デメリットを述べてきましたが、結局どっちがおすすめ?と悩んでしまいますね。
個人的な意見を申し上げると、高いレベルで野球がやりたい、高校も野球を中心に考えているという子は硬式のクラブチームに行くべきかと思います。
一方、野球はチームのみんなと楽しくやりたいと考えている子は中学の部活動に入るべきかと思います。
硬式のクラブチームの練習は休日に限られていることが多い分、ここでの練習量は相当なものがあるでしょう。
厳しい練習に耐えることで、実力がついていくことは間違いないですが、ここでの練習に耐えられずに、クラブチームをやめ、部活動に切り替える子も多いです。
また、クラブチームをやめてしまった後、中学の野球部に入る子ばかりではありません。
野球をやめてしまう子もたくさんいます。
せっかく好きで始めた野球ですので、途中でやめてしまうのはもったいないですよね。
野球についてどのように考えているのか、家族で話をして決定するべきでしょう。
その中で一番大切にしてほしいのが子どもの考えです。
よく、「お父さんにやらされて硬式のクラブチームに入った」といった声も耳にします。
もちろん、お子さんに期待しての行動でしょうが、親の考えが中心になるのは控えた方がいいでしょう。
実際、選んだ道で野球をするのはその子自身です。
自分が、またはお子さんが一番望む形で野球ができるといいですね。
悩んでいるのならば、どちらも見学にいってみることをおすすめします。
中学校の部活動であれば、休日に学校に訪れると活動の様子が分かるでしょうし、クラブチームはこの時期、体験入部ということで実際に練習に参加させてくれるチームも多いはずです。
外から見ているチームの雰囲気と、実際一緒に活動して感じるチームの雰囲気とでは違うはずです。
まとめ
それぞれのメリット・デメリットを整理します。
中学の部活動のメリット:活動日が多い 少年野球からの仲間と野球ができる
親の負担が少ない けがのリスクが低い
中学の部活動のデメリット:質の高い練習ができない可能性がある 近年活動日が減っ
てきている傾向にある
硬式のクラブチームのメリット:質の高い練習ができる チーム内で競争が激しい
早い段階で硬式球になれることができるため高校入学
後に戸惑うことがない
硬式のクラブチームのデメリット:けがのリスクが高い 練習が厳しくついていくこと
が大変 親の負担が大きい
どちらも一長一短あり。大切なのは子どもがどのように考えているかということ。
よく、「硬式のクラブチームに入らないと高校ですぐに活躍ができない、プロ野球選手になれない」なんて声もきくけれどこれはまったくの嘘。
現在プロ野球の世界で活躍している巨人の菅野選手や丸選手、メジャーリーグで活躍している千賀選手は中学の部活動出身です。
プロ野球選手の中には部活動出身の選手がたくさんいます。
ぜひ調べてみてくださいね。
あなたの好きな選手も実は部活出身かもしれません。
どちらの道が正しいという問題ではなく、進んだ道でどのように取り組むことができるかが一番です。
その子にあった最適な野球環境を見つけてほしいです。
応援しています。
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