「これだけしかお金がないから結婚に踏み切れない…」
「貯金がなくてこのままだと将来子供を育てられない」
「老後のためにお金を貯めておかないと!」
友達や家族と話をしていて
よく口にしませんか?
これって本当にその通り。
お金の不安って大きいですよね。
「将来お金がなくてやりたいことができないなんて嫌だ。」
そんな思いで働いたり、節約したりしてる人も多いと思います。
もちろん僕もそうです。
でも、一歩踏み込んで、
「結婚するためにはいくらくらい必要?」
「子供1人育てるにはどのくらいのお金がかかる?」
「年金もある中で老後に備えていくら必要?」
って考える必要がありますよね。
これを知らないでただただ不安を感じるのはNG。
今日は漠然と不安を抱いている
・どのくらいお金がかかるのか
・どのくらいのお金を準備しておく必要があるのか
について見ていきたいと思います。
Contents
結婚費用ってどのくらいかかる?
この記事は社会人になりたて、資産形成始めたての方を対象に書いていますので、まずは「結婚費用」を見ていきたいと思います。
「結婚費用」と言われて何が思い浮かびますか?
結婚指輪に結婚式の費用だけでなく、新婚旅行代や新生活を始めるための費用もありますね。
ひとつひとつ見ていきましょう。
婚約・結婚指輪の相場は?
まずは、婚約・結婚指輪の相場を見てみましょう。
ひと昔前、
「婚約指輪の相場は給料の3ヶ月分」
なんて言われていたようですが、
マイナビウェディングの2024年の調査によれば、
婚約指輪の平均相場は42.3万円のようです。
出典:マイナビウェディング
中でも、もっとも多い価格帯は
20〜30万円未満で割合は18%。
次に多いのは
10〜20万円未満で割合は17%でした。
年齢別の相場をみると
20代:10〜20万円未満(18%)
30代:20〜30万円未満(22%)
となっています。
次に結婚指輪をみていきましょう。
結婚指輪の平均相場は二人合わせて28万1,000円のようです。
出典:ゼクシィ
20〜35万円ほどがボリュームゾーンになっているようですね!
婚約指輪・結婚指輪の相場価格の合計は
婚約指輪42.3万円+28.1万円=70.4万円ほどになるようです。
結婚式にかかる費用は?
結婚にかかる費用として一番大きいのはやはり「結婚式」
結婚式に関してもそれぞれの考えがあるため、かかる費用は一概には言えません。
結婚式を挙げないという選択もあるでしょう。
ここでは、ゼクシィの調査結果をみていきます。
結婚式にかかる費用の平均額は327万円のようです。
実際に僕も結婚式を挙げましたが、料理やお花、衣装に写真…。
ものすごいお金がかかるんだなと驚きました。
もちろんよぶ人数によって大きく金額は動きますし、ご祝儀もいただけますので全額の負担にはならないでしょう。
また、両家から負担していただくケースもありますので、この辺りは双方のご家族と話し合う必要があるでしょう。
そのほかにどんな費用がかかる?
婚約・結婚指輪、結婚式の費用をあげてみましたが、そのほかにもいくつかお金がかかります。
ざっとあげると両家顔合わせの費用・新婚旅行代・新生活を始めるお金などがありますね。
ざっと表にまとめると次のようになります。
イベント名 | かかる費用 |
両家顔合わせ | 6.7万円 |
新婚旅行代 | 96.8万円 |
新生活を始めるお金 | 96万円 |
合計 | 約200万円 |
先ほど紹介してきたものの他におよそ200万円ほどお金がかかるということになります。
ただ、こちらも結婚をするお二人の生活環境、また、ご両家の考え方によって大きく左右されますので、あくまで平均値としてお考えくださいね。
ただ、漠然と「お金がかかるんでしょ」という不安を抱くのではなく、このくらいかかるものだとあらかじめ知っておくことが大切です!
子供1人あたりにかかるお金はどのくらいかかる?
次に、子供を育てるのにどのくらいのお金が必要なのかをみていきましょう。
子育てにかかるお金は一般的に、養育費と教育費に分類されます。
養育費とは食費や衣服費といったお金です。教育費は言葉の通りです!
養育費はどのくらいかかる?
子供一人を育てるのに、一般的に養育費が2000万円かかると言われています。
2000万円と聞くとびっくりしてしまいますよね。
ただ、これは子供が社会人になるまでの総額です。
もう少し分割してみてみます。
子供の発達段階に応じて、かかるお金は変わってきます。
赤ちゃんと高校生では食べる量も違いますし、必要なものだって異なりますからね。
「未就学園児」「幼稚園・保育園児」「小学生〜大学生」の3つに分けてみてみましょう。
未就学園児の場合
ここでは3歳未満を未就学園児として考えていきます。
未就学園児の1年間の養育費は一般的に約80万円と言われています。
この頃は初めてのことも多く、何かと準備をするものも多いでしょうし、まだオムツをしていますのでそういった費用がかかってくるんですね。
年間約80万円ということは、月に計算し直すと6〜7万円ほどのようです。
幼稚園・保育園児の場合
次に幼稚園・保育園児の場合を見ていきましょう。年齢で言えば3〜6歳にあたります。
幼稚園・保育園児の1年間の養育費は一般的に約110万円と言われています。
未就学児よりも少しお金がかかるんですね。
体も大きくなりますし、そういった変化によってかかるお金が出てきますね。
年間約110万円ということは、月に計算し直すと8〜9万円ほどのようです。
小学生〜大学生の場合
小学生〜大学生の場合を見てみましょう。
小学生〜大学生の1年間の養育費は約70〜90万円と言われています。
年間70〜90万円ということは、月に計算し直すと6〜7万円ほどのようです。
教育費はどのくらいかかる?
次に教育費を見てみましょう。
教育費は、子供がどのような進路を辿るのかによって大きく異なります。
大きな違いは公立の学校に通うのか、私立の学校に通うのか。
この2つ、一体どのくらい違うのでしょうか。
公立 | 私立 | |||
年間 | 総額 | 年間 | 総額 | |
小学校 | 32万1,281円 | 192万7,686円 | 159万8,691円 | 959万2,146円 |
中学校 | 48万8,397円 | 146万5,191円 | 140万6,433円 | 421万9,299円 |
高等学校 | 45万7,380円 | 137万2,140円 | 96万9,911円 | 290万9,733円 |
大学 | 53万8,633円 | 254万8,150円 | 90万4,146円 | 386万6,569円 |
総計 | 731万3,167円 | 2058万7,747円 |
出典:LikeU『子育てに必要な費用ってどのくらい?0歳〜22歳までの合計金額とは』
教育費はざっと700万円〜2000万円ほどかかるようです。
公立と私立とでは大きな差が生まれるんですね。
平均で見れば、公立学校に通う子は1人あたり年間30〜50万円ほど、私立学校に通う子は1人あたり年間100〜150万円ほどになってきます!
合わせてどのくらいになるの?
養育費・教育費それぞれ分けてみてみましたが、合わせた金額を最後に確認しておきましょう。
まず、養育費ですが、一人当たり2,000万円。
教育費は、すべて公立に通った場合は730万円、すべて私立に通った場合は2,050万円。
よって、合計値で見れば、2,730万円〜4,050万円ほどかかると言えるでしょう。
この値を知った時、改めて親に感謝しないといけないななんて思いましたね。
子供一人育てるのにかかるお金を見てきましたが、皆さんの感想はどうでしょうか。
私は正直、予想以上かなって思っちゃいました。
それでも、子供のやりたいことや進みたい道を尊重してあげたいですよね。
・お金がないから習い事ができない
・本当は〇〇学校に通いたいけど、うちはお金がないからやめておこう
そんな思いさせたくない!!!!
だからこそ、資産形成に取り組まなければいけないんです!
老後にどのくらいお金がかかる?
最後に、もっとも大きな不安があるであろう「老後資金」を見ていきましょう。
2022年に行われた男女4844名を対象にとられたアンケートでは、82.2%の方が
「老後の生活が心配」と回答したようです。
私のような20代には、老後を迎える時に日本がどのようになっているのか全く見当がつきません。
・年金はどのくらいもらえるのか
・退職金はどの程度もらえるのか
悩みはつきませんが、現時点での概算を把握しておくことは一つ大切なことでしょう!
ここでは「単身世帯」と「夫婦二人世帯(子供は独立)」に分けてみていきます。
前提条件
今まで同様、老後にいくらお金がかかるかといった疑問に対する回答は「人による」となりますよね。
1年に使うお金も人それぞれでしょうし、まず、何歳まで生きることができるのかなんて誰にもわかりません。
ここでは、老後を65歳〜90歳までの26年間と考えて資産していきます。
また、年間の収入や支出は、2023年にとられた総務省家計調査の数字を参考にしています!
それではみていきましょう。
単身世帯の場合
先述の調査によると、
65歳以上の単身無職世帯の平均収入と平均支出額は以下の通り
収入 | 支出 |
12.7万円 | 15.8万円 |
毎月3万円程度不足する計算のため、1年間で見れば36万円足りない!
よって36万円×26年間=936万円。
ここに医療費や介護費、葬式費用がかかるわけですが、
医療費・介護費は合わせて平均500万円、葬式費用は平均130万円と言われています。
よって、単身世帯の老後にかかるお金は、
生活費936万円+医療・介護費500万円+葬式費用130万円=1,566万円
となります。
自分がもらえるであろう退職金を考慮したとき、この数字を見てどのように感じますか?
夫婦二人世帯(子供は独立)の場合
先述の調査によると、
65歳以上の夫婦二人世帯の平均収入と平均支出額は以下の通り
収入 | 支出 |
24.5万円 | 28.2万円 |
毎月3.8万円程度不足する計算のため、1年間で見れば46万円足りない!
よって46万円×26年間=1196万円
医療費・介護費、葬式費用はもちろん二人分かかりますので合計1,260万円
よって、夫婦二人世帯の老後にかかるお金は、
1,196万円+1,260万円=2,456万円
となります。
まとめ
結婚・子育て・老後と特にお金の不安が出てくる時期にかかるお金の平均値を紹介していきました。
もしかしたら、「これを知ってますます不安になってしまった」なんて方もいらっシャルかもしれませんね。
というか僕自身これをまとめていきながらちょっと恐ろしくなりました…
でも、この記事が皆さんの不安を煽るようなものではなく、
「今から資産形成始めていかないと!」という前向きな気持ちになるものになると幸いです。
今後も、資産形成に役立つ内容を発信していきますので、ぜひご覧くださいね。
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